離乳食で泣く我が子にママも涙…その理由は必ずある
せっかく作った離乳食を前に、赤ちゃんが突然泣き出してしまう。そんな経験をしたことのないママは、きっといないのではないでしょうか。
「何がいけないんだろう」「栄養が足りなくなってしまう」「私の作り方が悪いの?」
そんな風に自分を責めてしまうママの気持ち、本当によく分かります。でも安心してください。泣く原因には個人差がありますが、考えられる要因としては、離乳食に対してあまり良い印象がなかったり、座る姿勢が嫌だったり、スプーンが嫌だったり、眠気があったり、味が好みでなかったり、形状がいやだったりという事が考えられます。
つまり、赤ちゃんが泣くのには必ず理由があるということ。原因がわかれば、対処法も見つけられるんです。
今日は離乳食で泣く赤ちゃんに困り果てている初心者ママに向けて、今すぐ実践できる基本的な対処法をお伝えします。これを読み終わる頃には、きっと「明日からの離乳食、少し楽になりそう」と思えるはずです。
離乳食で泣く4つの主な原因
1. スプーンに対する違和感や恐怖心
生まれてからずっとおっぱいやミルクを飲んできた赤ちゃんにとって、抱っこで母乳を飲んだり、哺乳瓶でミルクを飲んだりしていたことから、座った状態で、スプーンを口に向かって出されて食事することは赤ちゃんにとって大きな変化です。
特に金属製のスプーンの場合、口に当たった時の感触を嫌がったり、スプーンの冷たさ・熱さに抵抗を感じたりする赤ちゃんもいます。
また、離乳食を始めて数か月間は、舌が前後にしか動かないと言われています。つまり、赤ちゃんはスプーンが嫌なわけじゃないのに、舌が思うように動せないせいでスプーンを押し出してしまっているのです。
今すぐできる対処法:
– シリコン製や木製のスプーンに変えてみる
– スプーンをおもちゃ代わりに持たせてみましょう。ママの手で無理に口に入れたりせず、手に持たせて見守ります
– 食事前にスプーンで遊ばせる時間を作る(必ず見守りながら)
2. 椅子に座ることへの拒否感
つかまり立ちやずりばいができるようになった赤ちゃんは、動きたい気持ちでいっぱい。椅子に座って「じっと」していることが苦痛に感じることも多いんです。
つたい歩きができるようになってから本当にじっとしていません。食事は大人と一緒にハイチェアで食べさせているのですが、拘束されるのが嫌なのか、3口ほど食べるとテーブルを叩いて怒りますという声も。
今すぐできる対処法:
– まずは膝の上で抱っこしながら食べさせてみる
– 椅子に座る時間を短くして、食べたがらなくなったら一旦終了
– 足をしっかりつけて、落ち着いた姿勢で食べる環境を整えることで、もしかすると悩みの解決の糸口が掴めるかもしれませんので、足台の高さを調整する
3. 味や食感が好みでない
離乳食初期は基本的に味付けをしないため、大人には「味がない」と感じる食べ物ばかり。赤ちゃんによっては、その単調な味に飽きてしまったり、食材の食感が苦手だったりすることがあります。
今すぐできる対処法:
– 昆布だしや野菜スープで風味づけをしてみる
– 「味がついていないのが嫌?」と考えて、だしを取っては全ての食材に混ぜる
– 食材の組み合わせを変える(かぼちゃ嫌いならさつまいもなど)
– とろみの加減を調整する(とろとろすぎても嫌がる子がいます)
4. 環境やタイミングの問題
お腹が空きすぎていたり、逆にお腹いっぱいだったり、眠くて機嫌が悪かったり。環境やタイミングが合わないと、どんなに美味しい離乳食でも受け付けてくれません。
今すぐできる対処法:
– 授乳から1時間以上空けてから離乳食をあげる
– 赤ちゃんの機嫌が良い時間帯を見つける
– 部屋の温度や明るさを適切に調整する
我が家の体験談:泣いても食べる娘との格闘記
実は我が家の長女も、離乳食中期頃から「泣き食べ」をする子でした。特に2回目の食事は毎回大泣き。それでも完食するので、なんとも不思議な状況が続いていました。
最初に試したこと:
– 食事時間の変更(午後2時→夕方5時)
– 先に少し授乳してから離乳食
– スプーンを金属からシリコンに変更
どれも効果は限定的でした。
転機になったのは環境の変化:
ある日、いつもの椅子が壊れてしまい、仕方なく私の膝の上で食べさせてみたんです。すると、不思議なことにほとんど泣かずに完食。
お母さんのお膝に抱っこして安心させながら食べさせたり、スプーンを変えたりという工夫も良いと思いますという専門家のアドバイス通りでした。
その後は:
– 朝食:椅子で(機嫌が良いため)
– 夕食:膝の上で(疲れている時間帯のため)
というスタイルに。無理に椅子にこだわる必要はないんだと実感しました。
1ヶ月ほど経つと、椅子でも落ち着いて食べられるようになりました。赤ちゃんのペースに合わせることの大切さを学んだ体験でした。
泣いた時の即効対処法:5分でできる3ステップ
離乳食中に赤ちゃんが泣き始めた時の、具体的な対処手順をお伝えします。
ステップ1:一旦停止して原因をチェック(1分)
泣き始めたら、まず離乳食を一旦停止。以下をチェックしてみてください:
– スプーンの材質や温度は適切?
– 椅子の座り心地に問題はない?
– 食べ物の温度は熱すぎない?冷たすぎない?
– 赤ちゃんの姿勢は安定している?
ステップ2:環境を整える(2分)
問題が見つかったら、すぐに調整を。
– スプーンを変える
– 膝の上に抱っこする
– 食べ物の温度を調整する
– おもちゃなどで気を引く
ステップ3:再チャレンジまたは切り上げ判断(2分)
環境を整えても泣き続ける場合は、色々試行錯誤しても泣いてしまうのであれば、その時点で切り上げて授乳してあげて良いと思いますよ。泣いている状況で離乳食を進めるというメリットもあまりないのかなと思います。
無理は禁物。今日は食べられなくても大丈夫です。
便利グッズで負担を減らす方法
離乳食で泣く問題を解決するために、適切な道具選びは重要です。でも高価なものを次々と買い足す必要はありません。
スプーン選びのポイント
材質による違い:
– シリコン:やわらかく、口当たりが優しい
– 木製:自然な感触で、温度変化も穏やか
– シリコンや木など、赤ちゃんによって好む材質があるようです。違うスプーンで試してみるとうまくいくかもしれません
サイズの重要性:
口の大きさに合わないスプーンは、食べにくくて泣く原因になることも。月齢に応じたサイズを選びましょう。
椅子環境の改善
正しい姿勢で食べられるからか、とても食いつきが良くあっという間に完食したのでびっくりしましたという声があるように、椅子選びは食べ具合に大きく影響します。
チェックポイント:
– 足がしっかりと足台につく
– 背中がまっすぐになる
– テーブルとの距離が適切
最小限の買い足しで効果的なアイテム
1. シリコン製スプーン(300円程度)
既に金属製を使っている場合の代替として
2. 滑り止めマット(500円程度)
お皿が動かなくなることで赤ちゃんのストレス軽減
3. 長袖エプロン(800円程度)
後片付けの負担が減ることでママの心にゆとりが生まれる
兄弟がいる場合の特別な工夫
上の子がいる家庭では、離乳食の時間がさらに複雑になりがち。下の子が泣いている間に上の子のケアもしなければなりません。
同時に起きた時の回し方
優先順位をつける:
1. 下の子の離乳食(栄養確保のため)
2. 上の子の「今すぐ!」要求への対応
3. 上の子の食事補助
上の子を味方につける:
「○○ちゃんが食べる時間だから、お手伝いしてくれる?」と声をかけて、スプーンを渡してもらったり、歌を歌ってもらったり。上の子も参加できる工夫を。
片方に手が離せない時の安全確保
危険回避の準備:
– 離乳食の時間には上の子の危険なおもちゃは片付けておく
– 上の子用の「離乳食タイム専用おもちゃ」を用意
– テレビやタブレットの活用も「緊急時」として割り切る
効率的な配置:
下の子の椅子を壁際に置き、上の子が見えるポジションで離乳食をあげる。これで両方に目が届きます。
長期的な視点:いつまで続く?成長とともに変わること
離乳食で泣く時期は、必ず終わりがきます。多くの場合、いつまで続くのか、いつになれば楽しく笑顔で食べてくれるのか、私も長らく悩みましたという思いを抱えながらも、気づけば普通に食べるようになっているものです。
月齢別の変化の目安
離乳食初期(5-6ヶ月):
スプーンや食べ物自体への慣れが必要。泣くのは自然な反応。
離乳食中期(7-8ヶ月):
好き嫌いが出始める時期。食材や調理法を工夫する時期。
離乳食後期(9-11ヶ月):
離乳食後期のご飯はだんだんと固形成分が増えていくため、赤ちゃんが自分でスプーンを使ってすくうのにも適しています。自分で食べたい気持ちが強くなる時期。
今の努力が将来につながること
今、離乳食で泣かれて大変な思いをしているママに伝えたいのは、この時期の工夫や観察が、子どもの将来の食事習慣の基礎になるということ。
– 赤ちゃんの好みを理解しようとする姿勢
– 無理強いしない関わり方
– 環境を整えてあげる配慮
これらはすべて、子どもが成長してからも活かされる大切な経験なんです。
まとめ:明日からの離乳食が少し楽になる考え方
離乳食で泣く赤ちゃんに向き合うのは、本当に大変です。でも、離乳食はたくさん食べる事、完食する事が目的ではないです。食事はお母さんとの楽しい触れ合いの時間になるという事が大切です。
今日から実践できること:
1. 原因を探る姿勢を持つ
泣く=わがままではなく、何かを伝えようとしている合図
2. 完璧を求めない
一口でも食べられたら上出来。泣いたら中断でOK
3. 環境づくりを大切に
スプーンや椅子、タイミングの小さな工夫で大きな変化が起こることも
4. ママの心のゆとりを確保する
便利なアイテムや手抜きの工夫で、ママが笑顔でいられることが一番大切
5. 長期的な視点を持つ
今の大変さは一時的。成長とともに必ず変化する
泣かれると「私の育児が間違っているのかな」と不安になりがちですが、そんなことはありません。赤ちゃんは泣くことでしか気持ちを伝えられないだけ。
明日の離乳食の時間が、今日より少しでも穏やかになりますように。そして何より、毎日一生懸命に赤ちゃんと向き合っているあなたを、心から応援しています。
家の中が少し回るように、心が少し楽になるように。そんな小さな変化の積み重ねが、きっとあなたの育児を支えてくれるはずです。


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