「お風呂の時間が憂鬱で…」そんなママの声、本当によく聞きます。昨日まで平気だったのに、なぜか急に大泣きしてしまう我が子を前に、どうしたらいいかわからない気持ち、痛いほどわかります。
でも大丈夫。お風呂嫌いには必ず理由があって、必ず解決法があるんです。今回は、毎日のお風呂タイムが少しでも楽になるよう、よくある質問と具体的な解決策をお伝えしますね。
Q1:なぜ急にお風呂を嫌がるようになったの?
A:小さなきっかけが「お風呂=嫌な場所」に変えてしまうことがあります
急にお風呂を嫌がるようになったということですと、大人では分からない、または気づかない、お子さんなりの何か嫌になってしまった点があるのかもしれませんね。例えば、少しシャワーが熱かった、鼻や耳に水が入った、石鹸の泡が目に入ったなど、大人にしてみれば、その時にはあまり気にならなかったことでも、お子さんの中で、嫌な思いをしたという経験があった可能性もあります。
赤ちゃんは言葉で理由を説明できないため、まどろみそうになっている時に、水の音やちょっとした物の音が大きく聞こえて怖くなってしまった、お風呂=不快な体験、怖い体験になってしまったのかもしれません。
特によくあるのは以下のパターンです:
– 眠くて機嫌が悪い時にお風呂に入れた
– シャンプーが目に入ってしまった
– シャワーの音にびっくりした
– お湯の温度が少し熱かった
Q2:水を怖がって泣き続けています。どうしたらいい?
A:段階的に慣らしていくのがポイントです
年齢に限らず、水を怖がる子どもは多いです。まずは子どもの気持ちを受け止めて、無理をしないことから始めましょう。
具体的な対処法:
– 子どもが水を嫌がる場合は、足や手から洗ってあげましょう。「これからお湯をかけるよ」「まずは足から洗おうね」と事前に声をかけることも大切です
– 顔にかかるのを嫌がる場合は、シャンプーハットやタオルの活用を
– 顔にお湯がかかったらすぐに拭き、「大丈夫だよ」と優しく声をかけて安心させてあげましょう
怖いものを克服するには時間がかかります。焦らずに「今日は手だけ」「明日は足まで」という風に、少しずつ進めていけば大丈夫ですよ。
Q3:お風呂に誘っても「イヤ!」の一点張り。どう声をかけたらいい?
A:遊び要素を取り入れて、楽しい気持ちを引き出しましょう
イヤイヤ期のお子さんには、正面から「お風呂に入ろう」と言ってもなかなか響きません。そんな時は作戦変更です。
効果的な誘い方:
– 2歳以下であれば、「お風呂の場所どこかな?教えてくれる?」とお願いすると、連れていってくれて、「お洋服はどこに入れるの?」など、「自分でやりたい!自分でできるから、みてて!」という気持ちに持っていってあげると、自然とそのまま入浴する流れになります
– 好きなキャラクターのシャンプーを用意して「このシャンプーで洗おう!」と誘う
– ごっこ遊びが好きな子には、「お客さま、失礼します」「ゴシゴシきれいにしましょうね」など、お風呂屋さんになりきって遊びながら洗うのも楽しいですね
お風呂を「楽しい場所」と感じてもらうことが何より大切です。
Q4:お湯の温度はどのくらいがベスト?
A:赤ちゃんには38-40度、大人より少しぬるめが正解です
赤ちゃんが、気持ちよく入浴できるお風呂の温度は38度から40度くらいが目安。湯船の温度が熱いのかも?:1~2℃下げてみましょう。
大人に比べると、子どもは皮膚感覚が敏感でのぼせやすいもの。お湯の温度は、大人が少しぬるめかなと感じる程度にしておいた方が良いでしょう。
温度チェックのコツ:
– 温度計を使う
– 肘を入れて確認する
– 大人が「ちょっとぬるいかな」と感じるくらいがちょうどいい
Q5:一人でお風呂に入れるのが不安。安全に入れる方法は?
A:準備が8割、手順を覚えれば一人でも大丈夫です
ワンオペお風呂は確かに大変ですが、必要な場所に必要なものが用意されていれば、ひとりでもあわてず、段取りよく入浴から着替えまでの流れをコンプリートできます。
基本の手順:
1. 事前準備:脱衣所や浴室は、湯冷めを防ぐために暖めておきます。脱衣所にはママが着るバスローブやタオルを準備し、床が濡れないようにバスタオルを敷き詰めておくと便利です
2. 待機場所の確保:大人一人で赤ちゃんをお風呂に入れる場合は、あらかじめお風呂場の前にバウンサーやハイローチェアなどを用意し、しっかりベルトをしめてあげることで、安全に待つことができます
3. 入浴順番:
– 赤ちゃんを待機場所へ
– 先にママ・パパが自分の体や髪をさっと洗ってしまいます。自分が洗っている間は、浴室のドアを開けて赤ちゃんから目を離さないようにしましょう
– 赤ちゃんを洗う
– 赤ちゃんと湯船に浸かる時間は3分程度が目安
Q6:洗っている間にずっと泣いています。どうしたらいい?
A:手早く済ませるのも一つの方法です
最初は子どもをなだめながら、落ち着くのを待ってゆっくり洗うようにしていたのですが、子どもはなかなか泣き止まず、筆者もイライラしてしまい悪循環だと感じたので、途中から「泣いていてもとにかく先に洗ってしまう」方法に切り替えました。洗い終えてしまえば、子どもは何事もなかったかのように泣き止むことが多かったという体験談もあります。
泣き続ける時の対処法:
– 「大丈夫だよ」「すぐ終わるからね」と声をかけ続ける
– 低刺激のベビー用シャンプーを使う
– シャンプー中は、「お痒い所ありませんかー?!」…と、美容院ごっこふうに楽しくきくと、「ここー!」とお子様も喜んで指を指しながら、洗って貰いたがるので、綺麗に落ち着いて洗髪できます
Q7:兄弟二人をワンオペで入れるのは無理?
A:手順を工夫すれば二人同時でも可能です
確かに大変ですが、二人の子どもをお風呂に入れる際には、上の子から洗い始め、続いてママが体を洗い、最後に下の子を洗ってあげる順番がおすすめです。
兄弟お風呂の基本手順:
1. 赤ちゃんを待機場所で待たせる(その際、赤ちゃんはできるかぎり薄着にしておく)
2. 上の子の身体を洗ったら、上の子だけ先に湯舟へ入れる(溺れないようにお湯は浅くはる)
3. 自分を洗ってから、下の子を洗う
安全のために:
– 上の子が湯船の中で自由に歩き回れる程度の年齢(おおむね2歳半~3歳以上)を想定しています
– それより小さい場合は別々に入浴させる方が安全
お風呂嫌いは必ず乗り越えられます
今回ご紹介した対処法を試しても、すぐには変化が見られないかもしれません。でも焦らないでください。「時」が解決してくれます。「赤ちゃんは泣くものだ」、「泣くと肺が丈夫になって良い」と開き直ってしまいましょう。特に何もしなくても、自然にお風呂嫌いを克服してくれる日が来ますよ。
それでもお風呂を極端に嫌がることが続き、困ったり、悩んだり、イライラしたりする場合は、子育て支援ひろば等のスタッフやお住まいの区の健康づくりセンターの保健師等に相談しましょう。
今日から試せること:
– お風呂の温度を1-2度下げてみる
– 入浴タイミングを機嫌の良い時に変える
– 「お風呂屋さんごっこ」で楽しい雰囲気作り
– 事前に「今からシャワーかけるよ」の声かけ
お風呂の時間は、本来なら親子の大切なスキンシップタイム。一時的にお風呂を嫌がっていても、多くの赤ちゃんはお風呂が大好き!温かいお湯に浸かると「ほー」っと口をすぼめたり、ふわーっとリラックスして手を開いたり、かわいい仕草や表情を堪能できる時間でもあります。
毎日のお風呂が少しでもラクになって、ママの心にも余裕ができますように。今日という日を、昨日よりちょっとだけ楽に過ごせるよう、ぜひ今回の方法を試してみてくださいね。
時間がない日や体調がすぐれない日などは、無理にお風呂に入れなくても大丈夫。お湯を含ませたタオルで体を拭く、汚れやすいおしりだけ座浴させるなどの方法もあります。完璧を目指さず、その日その日の状況に合わせて、無理のない範囲でお風呂タイムを楽しんでいきましょう。


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