「夜のおむつ、いつまで?」初心者ママの不安を解消
「昼間はちゃんとトイレでできるのに、夜のおむつだけが外れない…」「もしかしてうちの子、何か問題があるの?」
そんな不安を抱えているママ、本当に多いんです。私も長女のときは、周りの子がどんどんパンツで寝るようになっていく中、毎朝ずっしりと重いおむつを見ては「なんでうちの子だけ…」と焦っていました。
でも大丈夫。夜のおむつ外しには基本的な進め方があって、それを理解していれば必要以上に焦ることはありません。
調査によると、最も多かったのが「3歳頃」で41.9%。「4歳頃」までには74.2%の方が夜のおむつを卒業していたという結果もありますが、「6歳頃」まで使用した方も3.2%いらっしゃるように、おむつの卒業時期は個人差があるものです。
今回は、夜のおむつ外しが初めてのママでも安心して取り組める基本の3ステップをお伝えします。
なぜ夜のおむつは昼間より難しいの?体の仕組みを知っておこう
まず理解しておきたいのは、夜のおむつ外しは昼間とは全く別物だということです。
夜のおむつが外れるためには、一晩おしっこを溜められるように膀胱が発達していること、寝ている間の尿の量を減らす「抗利尿ホルモン」がしっかり分泌されていることなど、体の機能の発達が必要なんです。
具体的には、以下の3つの要素が必要になります:
1. 膀胱の発達
成長に伴って膀胱が発達してくると、よりたくさんの量のおしっこを膀胱に貯めておけるようになります。大人なら一晩分のおしっこを溜められますが、子どもの膀胱はまだ小さく、発達途中です。
2. 抗利尿ホルモンの分泌
夜寝ている間には、抗利尿ホルモンというホルモンが分泌されます。抗利尿ホルモンとは、おしっこの量を減らして体の水分を守る働きをするホルモンです。このホルモンがしっかり働くようになるまでには時間がかかります。
3. 睡眠中の尿意の認識
睡眠中は、尿意を感じて目を覚ます能力が未発達なため、おしっこが出そうになっても気づかずに出てしまうことがあるのです。
つまり、子どもの努力だけではどうにもならない部分が大きいということ。だからこそ、ママも焦らずに待つことが大切なんです。
【ステップ1】外すタイミングの見極め方
夜のおむつを外すタイミングには、いくつかの目安があります。
基本的な条件
まずは日中パンツで過ごすことができて、「トイレに行きたい」と排尿を自分で教えられる、または自分でトイレへ行き排尿ができるようになったらが前提条件です。
具体的な見極めポイント
朝のおむつチェック
夜間におむつが濡れるのが週1回ほどに減ってきたらパンツに変えてもいいタイミングかもしれません。また、10日間連続で朝起きた時にオムツが濡れていなかったら、いよいよパンツに挑戦してみましょうという目安もあります。
子どもの気持ち
筆者の家庭では、朝までオムツが濡れていない日が増えたことに加え、子ども自身が「お兄ちゃんパンツで寝る」と言ったのが始まりでした。本人がやる気になるとスムーズに進むので、焦らず待つのもありだそうです。
季節は関係ある?
夜のおむつ外しに関しては、季節は問いません。日中のおむつが卒業できたらどのタイミングでもよいと専門家も話しています。ただし、体が冷えにくく汗が出やすい夏場のほうが寒い季節に比べて夜のおむつが外れやすいという傾向はあります。
【ステップ2】失敗に備えた環境づくり
夜のおむつを外すと決めたら、失敗したときの準備が重要です。これが整っていないと、ママの負担が大きくなって続かなくなってしまいます。
必須アイテム:防水シーツ
「防水シーツなどを使用する」が45.2%と、多くの家庭で活用されています。防水シーツは便利でした。少しのおねしょなら、防ぐことができて良かったという体験談も。
防水シーツの使い方のコツ
– 敷布団の上に防水シーツ、その上にシーツをかぶせる
– 4隅をゴムバンドでしっかり固定
– 寝相が悪い子は、防水シーツを敷いてから敷布団カバーをかけるとズレにくい
その他の準備
替えのパジャマと下着
枕元に準備しておくと、夜中におねしょしても慌てずに済みます。
バスタオル
念のため、バスタオルを何枚か重ねて敷いておきましたという体験談もあります。防水シーツと組み合わせて使うと安心です。
懐中電灯やナイトライト
夜中に一人でトイレに行くのは、お子様にとって不安が伴うものです。トイレまでの道のりを明るくしたり、ドアを開けたままにしておくなど、安心できる環境を整えてあげましょう。
【ステップ3】実践期のサポートのしかた
いよいよ夜のパンツ生活が始まったら、どんなサポートができるでしょうか。
寝る前の基本ルーティン
トイレの習慣化
「寝る前にトイレに誘導する」が64.5%で最多。寝る直前にトイレに行く習慣をつけましょう。膀胱を空にすることで、夜中におしっこをする可能性を減らしてあげることができます。
絵本の活用
息子が3歳の時、寝る前になかなかトイレに行ってくれず困っていました。が、寝る前の準備について書かれた絵本を毎晩読み聞かせたところ、主人公のマネをして、進んでトイレに行くようになりましたという成功体験もあります。
水分コントロール
夕方以降は控えめに
夕食後の水分は控えめに:極端に制限する必要はありませんが、就寝直前の多量の水分は避けましょう。
昼間の水分補給を見直す
おねしょを頻繁にする子の中には、昼間にあまり水分を摂らないという子が多いです。そうすると、夕方には体が軽い脱水状態になり、夕飯後から寝る前までにたくさんの水分を欲しがります。昼間にしっかり水分を取れるよう意識してみましょう。
避けたい飲み物・食べ物
カリウムを多く含む海藻類やほうれん草、大豆などには利尿作用があるとされています。スイカや梨、ぶどうなど水分量が多い果物も、夜は食べ過ぎないように気をつけてください。
成功と失敗への対応
成功したときは思いっきり褒める
朝起きておしっこをしていなかったら「すごい!」と、とにかく褒めることが大切。夜中にトイレに行けた時や、おねしょをしなかった時は、たくさん褒めてあげましょう。
失敗しても絶対に叱らない
おねしょをしてしまうのは無意識のこと。わざとやったことではないのに怒られると、子どもはストレスを感じてしまいます。おねしょをしてしまった時も、叱ったりせず、優しく励ましてあげることが大切です。
うまくいかないときは一度おむつに戻してもOK
「一度パンツにしたら、もうおむつには戻せない」と思っていませんか?そんなことはありません。
夜用オムツは「一度に完全に外さなければならない」というものではありません。もちろん、時にはおもらしすることもあるでしょう。失敗と成功を繰り返しながら徐々に外れていくのが自然な流れです。
夜のおむつを外したものの、おねしょをすることが多い場合は再びおむつに戻すなどして、親子で無理をしすぎず少しずつ進めていけるといいのです。
柔軟なアプローチの例
– 最初は週末だけパンツにしてみる
– 旅行や外泊時はおむつを使う
– 筆者の子どもも、たまおもらしすることもあります。また「今日は紙パンツがいい」という日も稀にあるので、そのような時は気持ちを尊重してオムツで寝ています
子どもの気持ちを尊重することが、結果的に成功への近道になるんです。
私の体験談:長女と次女で全く違った夜おむつ外し
実際に我が家で経験した夜のおむつ外しをお話しします。
長女の場合(4歳2ヶ月で外れる)
昼のおむつは3歳で外れたのに、夜は全然ダメ。毎朝びっしょりで、「もしかして病気?」と心配になったほど。4歳を過ぎてようやく乾いている日が増え始め、本人が「お姉ちゃんパンツで寝たい」と言ったタイミングで開始。最初の1ヶ月は週2-3回失敗していましたが、徐々に成功する日が増えていきました。
次女の場合(3歳で外れる)
長女の経験があったので「時間がかかるもの」と覚悟していたら、3歳の誕生日頃からおむつが乾いている日が急に増加。「お姉ちゃんと同じパンツで寝る!」と張り切って、あっさり成功。
同じ親でも、こんなに違うんです。
兄弟育児の場合の注意点
兄弟がいる家庭では、特に注意したいポイントがあります。
上の子への配慮
下の子のおむつ替えで手が離せないとき、上の子が夜中にトイレに行けず失敗してしまうことも。「大丈夫、一人でも行けるよ」と声をかけ、トイレまでの道のりに常夜灯をつけるなど、一人でも安心して行ける環境を整えてあげましょう。
同時におねしょした場合の対処
防水シーツは各ベッドに必須。さらに、替えのシーツやパジャマも人数分準備しておくと、慌てずに対応できます。洗濯が追いつかないときのために、バスタオルを重ねて敷いておく方法も覚えておくと安心です。
いつまで待てばいい?専門医への相談タイミング
5歳を過ぎてもおねしょが続く場合は、この体の機能がなかなか発達しいない可能性があり、「夜尿症」を疑われることがあります。
日本夜尿症学会が定める「夜尿症」の定義は、次の3つです。● 5歳以上の子どもで ● 1ヶ月に1回以上寝ている間におねしょをすることがあり ● それが3ヶ月続いている状態
でも、夜尿症の子どもは、5歳で15%、7歳で10%、10歳で5%とされていて、決して少なくありません。夜尿症は生活改善や薬の服用などで治るものです。
気になったら早めにかかりつけの小児科や泌尿器科に相談してみましょう。
まとめ:焦らず「いつか外れる」気持ちで見守ろう
夜のおむつ外しは、昼間のトイレトレーニングとは全く別物。体の発達が大きく関わっているため、個人差も大きく、時間がかかるのが当然です。
大切なのは:
– タイミングを見極めること
– 失敗に備えた準備をしっかりすること
– 成功を褒めて、失敗を責めないこと
– 無理をせず、必要に応じておむつに戻すこと
夜のおむつは「外す」というより、「いつか外れる」と気長に待つのが、早く外れるコツ。子どもの成長速度は人それぞれ。まずは「怒らず、焦らず」をモットーに、見守ってみてはいかがでしょうか。
今夜も重いおむつを見て落ち込んでいるママ、大丈夫です。明日の朝は違うかもしれません。そして、たとえ明日もダメでも、必ずいつかその日は来ます。
一人で頑張りすぎず、家族みんなでお子さんの成長を見守っていきましょう。きっと、おむつが外れた朝の喜びは、苦労した分だけ大きなものになりますよ。


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