朝の「行きたくない!」に困り果てているあなたへ
「保育園行きたくない!」という子どもの声に、朝から心が重くなってしまうママも多いのではないでしょうか。急がなければいけない朝の時間に限って、こんな状況が起こってしまいますよね。
朝の慌ただしい時間。保育園の玄関で「イヤだよ」「行きたくない」と泣くわが子を前に、胸が締め付けられるいをしているママやパパ。その気持ち、本当によくわかります。
でも安心してください。小さな子どもにとって、大好きなママやパパと離れて過ごすのは、とても勇気のいることです。入園したばかりの慣れない時期はもちろん、成長の過程で誰もが通るイヤイヤ期など、さまざまなタイミングで登園を嫌がることは自然なこと。それは、お子さまが健やかに成長している証でもあるのです。
今日は初心者ママでも今すぐ実践できる、登園しぶりを乗り切る3つの基本対応をお伝えします。5分で読めて、明日の朝から使える内容になっていますよ。
そもそも「登園しぶり」って何?どんな子に起こるの?
登園しぶりとは、通っている保育園や幼稚園に子どもが行きたがらない様子のことです。行きたくない気持ちからママにしがみついて離れなかったり、泣き叫びながら家に帰りたがったり……。また、気持ちをうまく伝えられず、保育士やパパを叩いて暴れる子どもも少なくありません。
年齢によってもその表現方法は様々で、0歳児はただ泣くばかりですが、1歳児は逃げだそうと体全体で嫌がり、2歳児にもなれば言葉で行きたくない気持ちを表現するようになります。そして子どもの年齢が上がるほど、体も大きくなり力も強くなるので、パパやママは本当に大変なのです。
登園しぶりが起こりやすいタイミング
登園しぶりは、新しい環境に戸惑いがちな入園当初や、登園が久しぶりとなる長期休み明けに多く見られます。そのほか、イヤイヤ期などのタイミングで感情が爆発してしまい、登園しぶりになってしまう子も……。
実は私たち大人でも「今日は会社に行きたくないな」と思う日がありますよね。大人が不意に「今日は仕事行きたくないな……」と思う気持ちと同じだと考えれば共感できるのではないでしょうか?
【基本対応1】まずは共感!子どもの気持ちを受け止める魔法の言葉
朝の忙しい時間に「行きたくない」と言われると、つい「早く支度して!」と急かしてしまいがち。でも、ここが一番大切なポイントです。
共感の言葉をかけましょう
「行きたくない!」と登園をしぶる様子があった場合、まずは「そうだよね、行きたくないよね」と子どもの発言を繰り返したり、「ママ、パパもお仕事行きたくない日もあるよ」と保護者の実体験を交えながら共感することからはじめましょう。
具体的にはこんな風に声をかけてみてください:
– 「ママといたかったんだよね」
– 「さびしくなっちゃったんだよね」
– 「泣きたくなっちゃったんだね」
子どもが「うん」と返してくるであろう言葉を選びます。子どもはママパパに自分の気持ちを言葉にしてもらえると、それだけで「わかってもらえた」と安心します。
気持ちを受け止めた後の対応
そして、「お話してくれてありがとう」、「気持ちを話してくれてありがとう」などと子どもに伝えてあげてください。ママにこう言われると、子どもは自分のネガティブな気持ちを言ってもいいんだと安心できます。
子どもが登園しぶりをしているときの保育士の対応として最も大切なことは、共感することです。登園してきた子どもが、保育園に行きたくないと言って泣いていたら「行きたくないよね」「ママと離れたくないね」と、子どもが思っているであろう気持ちを口に出してみましょう。子どもは「この先生は自分の気持ちを分かってくれているんだ」と安心感を抱きます。
【基本対応2】理由を聞いて適切な声がけをする
共感した後は、なぜ行きたくないのかを聞いてみましょう。でも、子どもによっては、理由をうまく言えないケースもあるので、その場合は無理に聞き出そうとせず、子どものペースに合わせることが大切です。
よくある登園しぶりの理由
1. ママやパパと離れたくない気持ち
最も多いのが「ママやパパと離れたくない」という寂しさからくるものです。必ずお迎えにきてくれることや、保育園でも楽しく過ごせることがわかれば、徐々に解決してくるでしょう。
2. 新しい環境への不安
子どもの登園しぶりの原因は、保護者と離れたくない心理が原因の場合があります。子どもにとって保護者は何よりも安心できる存在です。特に新年度や長期休暇明けなど、家庭で過ごす時間が長かった後は、登園をしぶる傾向が強まります。
3. 体調不良や疲れ
特に小さい子どもは自分の体調について具体的に表現することが難しいため、「行きたくない」という表現で体調不良を訴えている可能性があります。
理由に応じた声がけの例
寂しさが理由の場合:
– 「お迎えに絶対来るからね」
– 「○○ちゃんが保育園で遊んでいる間、ママもお仕事頑張るよ」
不安が理由の場合:
– 「先生も優しいし、お友達も待ってるよ」
– 「今日は何して遊ぼうか?」
【基本対応3】前向きな気持ちに切り替える工夫
共感して理由を聞いた後は、子どもが前向きな気持ちになれるような工夫をしてみましょう。
効果的な切り替え方法
そのうえで「ママも会社に行きたくないときがあるけど、お仕事を始めると楽しくなるよ」「○○ちゃんは幼稚園(保育園)で遊ぶのがお仕事なんだよ」など、「僕(私)も頑張ってみようかな」という気にさせる言葉をかけると良いと思います。
選択肢を与える方法
「〜なんだね。じゃあどうしたい?」「お休みすることもできるし、嫌だよって先生に伝えることもできるけど、どうしたい?」などと聞いてみましょう。選択肢があればお子さん自身のやりたいことに近いものを選んで決めることができます。
楽しみを見つける声がけ
– 「今日は○○先生がいるかな?」
– 「お友達の○○ちゃんと遊べるかもね」
– 「給食に好きな○○が出るよ」
実際のママたちの体験談
4歳男の子のママ・Aさんの場合
最初は登園しぶりが続いて心配でしたが、保育士さんのアドバイスで共感することから始めました。「行きたくないよね」と気持ちを受け止めてから、「でも○○くんの好きなブロック遊び、今日もあるよ」と楽しみを伝えるようにしたところ、1週間ほどで落ち着きました。
2歳女の子のママ・Bさんの場合
最初は無理に説得しようとしていましたが、うまくいかず。そこで娘の気持ちをまず受け止めて、「ママもお仕事行きたくない日があるよ」と共感したら、「ママもそうなの?」と納得してくれるように。その後は比較的スムーズに登園できています。
朝の忙しい時間でも実践できる時短テクニック
前日の準備が鍵
ただ本当は…「行きくない」と言い出してから声をかけるのでは遅いんです!どうしてもその場しのぎになってしまうので、日頃から園生活を振り返って楽しかったことを思い出し、園を楽しい場所だと感じてもらうことが大切。特に夜寝る前がオススメです。「明日、楽しみだな」とワクワクしながら寝れば、翌日の朝「行きたくない」と思うことも減ってくるはずですよ。
朝のルーティン作り
忙しい朝でも対応できるよう、ママ自身の準備時間を確保することも大切です。5時半に起きる習慣をつけ子どもが寝ているうちに自分の準備を済ませるようにしました。洗濯もタイマーで回しておくと、朝起きたらすぐ干すだけで済みますという先輩ママの工夫も参考になりますね。
気持ちに余裕を持つことの大切さ
忙しい朝でも、ママが共感する言葉を身につけておくと、いざ子どもが登園しぶりが発生した際に冷静に対応できます。
時間がないとつい焦ってしまいますが、でも実は子どもにママの言葉の意味は伝わっておらず、ママのイライラや焦りなどの感情だけが子どもに伝わってしまっている場合があるのです。
やってはいけないNG対応
無理やり連れて行く
子どもを無理やり保育園や幼稚園に連れていくことは避けたいもの。子どもはより一層、園に悪い印象を持ってしまうかもしれません。
気持ちを否定する
登園しぶりをする子どもに対して「そんなこと言わないの!」「行くのが当たり前でしょ」と、子どもの気持ちを強く否定するのは逆効果です。子どもは自分の不安やつらさを受け止めてもらえないと感じると、ますます保護者や保育士に反発してしまいます。
他の子と比較する
「○○ちゃんは泣かないのに」「お兄ちゃんの時はこんなことなかった」といった比較は、子どもを傷つけてしまう可能性があります。
保育園の先生との連携も大切
園での様子を確認する
実は、なかには、登園しぶりは一瞬だけでママやパパが見えなくなった瞬間に「せんせ~!」「あそぶ~!」と、切り替えている子どもも……!一種の儀式のようにとりあえず泣いて別れるという子どももいます。
多くの子はママの姿が見えなくなったら泣き止みます。離れる瞬間は悲しいけれど、いったん離れてしまったあとは気持ちを切り替えられる子がほとんどなのです。
園の先生からのアドバイス
園での子どもの様子や、効果的だった対応方法について、担任の先生に相談してみましょう。プロの保育士さんからの具体的なアドバイスは、家庭での対応にも役立ちます。
きょうだい育児での対応のコツ
きょうだいがいる場合は、登園しぶりの対応がより複雑になることがあります。
同時に起きた時の回し方
1. 上の子を優先する方法
– 下の子を安全な場所に置いて、上の子の気持ちを先に受け止める
– 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の話を先に聞かせて」と声をかける
2. 時間差で対応する方法
– 一人ずつ順番に共感の時間を作る
– 「○○ちゃんも嫌だったんだね、今度は△△くんのお話聞かせて」
片方に手が離せない時の安全確保
– 下の子をハイ・ローチェアや安全なスペースに置く
– 上の子には「ちょっと待ってね、すぐに話を聞くから」と声をかけて安心させる
– 危険がないよう、常に両方の子どもが見える位置で対応する
登園しぶりは必ず終わりが来る
登園しぶりは何日も続くことがあります。一度登園できても、また「行きたくない」と言うことも。そんな時は、焦らずに以下のポイントを意識してみましょう。小さなポイントを実践していくことで少しずつお子さんの気持ちも前向きになって、登園しぶりを乗り越えることができます。
長期的な視点で見守る
登園しぶりは一時的なものです。必ずお迎えに来ることがわかるようになると、少しずつ不安が和らぎ、登園しぶりも自然と落ち着いてくることが多いですよ。
子どもが保育園で安心して過ごせるようになるまでには時間がかかることもありますが、ママの愛情と適切な対応があれば必ず乗り越えられます。
まとめ:今日から始められる3つの魔法の対応
1. まずは共感:「行きたくないよね」と気持ちを受け止める
2. 理由を聞く:なぜ嫌なのかを優しく聞いて、適切な声がけをする
3. 前向きに切り替え:楽しみや選択肢を提示して、子どもが自分で決められるようサポート
朝の忙しい時間でも、この3つのステップを5分程度で実践できます。完璧を目指さず、「今日は共感だけできた」「理由を聞けた」という小さな成功を積み重ねていくことが大切です。
登園しぶりに悩んでいるのはあなただけではありません。多くのママが同じ経験をして、乗り越えています。子どもの気持ちに寄り添いながら、ママ自身の心にも余裕を持って、一緒にこの時期を乗り切っていきましょう。
明日の朝からでも試せる方法ばかりです。まずは一つからでも実践してみてくださいね。きっと少しずつ変化を感じられるはずです。


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